
港区立小中一貫教育校として、9学年間の一貫した教育課程を編成・実施することにより、児童・生徒一人一人の学校生活を充実させ、知・徳・体の調和のとれた育成を図り、児童・生徒が誇れる学校づくりを推進する。そのため、次の目標を定める。

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〈設立の概要〉
臨海副都心の港区部分(台場)に建設された総計1,800戸、5,500人の住民に対応するために建設された学校である。平成3年5月に東京都の臨海副都心開発計画に伴って計画され、港区では平成4年10月教育委員会において策定した「台場地区教育施設整備構想」の施設設備の基本的な視点に立脚したうえで施設建設にかかる基本計画が策定された。平成8年4月1日開校の幼・小・中併設・併置型の学校施設である。平成22年4月1日、港区立小中一貫教育校として、小・中学校の組織を統合した。
(1) 一人一人の児童・生徒の確かな学力と豊かな心を育て、体力を向上させる学校
(2) にじのはし幼稚園と連携し、幼児・児童・生徒が日常的に温かく交流する学校
(3) 地域の特色を生かした体験的な学習を推進し、地域への愛着心を育てる学校

国際科教育、体育・健康教育、キャリア教育に重点を置き、学習指導要領の改訂を踏まえ、各教科等の9学年間の一貫カリキュラム「お台場プラン」を作成し、各学年の指導と評価の充実を図る。
小中一貫教育校の9学年間一貫の教育課程、小・中学校の6−3制の教育課程を基盤としながら、9学年間をT期(第1〜4学年)、U期(第5〜7学年)、V期(第8・9学年)に分けた教育区分を取り入れる。各期の児童・生徒の発達段階に応じて、学習内容の基礎・基本の定着、活用、探究的な応用のためのきめ細かな指導を行う。
幼児・児童・生徒の学校・園生活の多様な場面で、計画的な相互交流を行い、リーダーシップの発揮、助け合い、学び合いを通して、豊かな心や思いやりの心を育成する。また、幼・小・中合同運動会等の合同行事を保護者、地域の人々、関係団体の協力も得ながら実施する。
海浜公園に面した立地を生かし、地域の人々や関係団体の支援を得て、アマモや海苔づくり、「海水ビオトープ」の生物の育成など海洋生物にかかわる体験的な学習、台場の自然や地理、歴史等にかかわる学習を実施する。
風力発電やソーラー・パネル等の施設を活用し、体験活動を中心とした環境教育を実施することにより、児童・生徒に地球環境の保護に貢献する意識を育てる。
学校が子どもにかかわる地域のセンターとしての機能を十分発揮できるよう、芝浦港南地区総合支所等の港区役所の関係部署、青少年対策お台場地区委員会等の関係団体等と、児童・生徒の教育にかかわる日常的な連携を深める。これらの連携により、保護者・区民に信頼される学校作りと地域の教育環境の整備を推進する。

@全教育活動において、職員がスクールカウンセラー等と連携し、児童・生徒の心情を敏感に受けとめ、信頼関係を築き、問題行動の未然防止や課 題の発見と速やかな解決に努める。
A児童・生徒会活動の活性化や教育相談体制の強化を図り、上級生にリーダーシップを発揮させ、明るいあいさつ、正し言葉遣いに努めさせ、児童・ 生徒相互の豊かなかかわり合いの心を育て、いじめや不登校の根絶に努める。
@小・中学校9学年間を見通した指導計画を作成し、各学年の指導内容を関連付けた指導を行うことにより、児童・生徒の学習のつまずきを予防し、 発展的に学習できる指導を行う。また、学ぶ意欲を高める学習状況の評価の改善を進める。
A小学校算数及び中学校全教科における少人数学習集団による指導、第5・6学年算数、国際科における教科担任制の実施により、基礎・基本の確 実な定着を図る。
B司書教諭やリーディング・アドバイザリー・スタッフの活用、保護者の協力により、図書の紹介や読み聞かせを実施し、読書の楽しさを味わわせ。読 書好きな児童・生徒を育てる。
C毎月1回の土曜日を授業日として授業時数を十分確保し、新学習指導要領の完全実施に向けての円滑な移行を進める。
@国際科、外国語科の授業等において、地域の人々や留学生、関係団体の協力を得て、世界の国々の言語や文化等にかかわる体験的な学習を行 う。
A英語検定の活用により、学習への自信と意欲をもたせる。
@体育、保健体育の授業改善を図るとともに、第5〜9学年の児童・生徒を対象とした部活動の実施、地域のスポーツ事業との連携の強化等により、 進んで運動しようとする態度を育て、体力の向上を図る。
A虫歯予防や視力低下予防等の健康教育、給食を通した「食育」の充実を図る。
B救急法講習の実施、地域防災訓練への参加等により、安全教育の充実を図る。
@授業や諸活動を通して、学年の発達段階に応じて計画的に、人間関係形成能力、意思決定能力、情報活用能力等を育成する。
A職業調べや職業体験の実施、ガイダンス機能の拡充等による進路指導の充実を図り、望ましい職業観、勤労観を育成し、主体的な進路選択、将 来設計の能力を育成する。
B環境保全、国際支援等の社会貢献の必要性を学び、ボランティア活動への参加を促進する。
@学校の全職員を小・中学校兼務とし、9学年間を通して児童・生徒の成長を支援する。
A職員室、事務室等を統合し、小中一貫教育校としての組織的な学校運営を行う。
@学校公開を各学期に設定するとともに、学校行事等に多くの参観者を集め、教育活動への理解を促進する。また、保護者に対しては教育活動を 随時公開する。
A小学校PTA、中学校「かけはし」の行事や地域行事に職員が積極的にかかわり、職員、保護者、地域の人々相互の連携を深める。
平成22年4月1日制作
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教育目標 |
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学校、地域の実態 保護者や地域の期待や願い 期待される児童像 |
☆ 小中9年間をT期(1〜4年)、U期(5〜9年)、V期(8、9年)の3段階に分け、教科ごとに小中一貫教育カリキュラム「ODAIBAプラン」に沿って、それぞれの段階に応じた効果的な学習指導、生活指導を行う。
☆ 算数科、国際科、家庭科においては、5年生より教科担任制を導入することで、系統性を重視した、より専門性の高い授業を行う。同時に、教科に対する児童の関心意欲を喚起し、学習内容への理解を深める。またT期(1〜4年生)の算数においては、習熟度別少人数指導を行い、個に応じたきめ細やかな指導を行うことでつまずきをなくすとともに、中学校教員と連携を図り、必要に応じてティームティーチング体制での授業を取り入れる。
☆国語科、算数科における基礎的学力を定着させるために、「基礎・基本タイム」を週3回、各15分間実施する。
☆社会科、理科、生活科、総合的な学習の時間等において、地域の特性を生かした体験的な学習、調べ学習を行う。また身に付けた力を日々の生活や他の学習に活用させるよう促す。
☆ 体育朝会、運動会、持久走大会等、体力の向上を図るとともに健康な生活への意識を高める活動や行事を行う。また、5年生より中学校の部活動へ参加できるようにし、地域のスポーツ事業との連携を進める。
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道徳教育の指導の重点 ・全教育活動を通じて道徳性を培い、発達段階に応じた道徳的価値の自覚と自己の生き方を考える素地を養う。・様々な体験活動を通して自立心や自律性、自他の生命を尊重する心を育てるとともに、人と関わることの心地よさ、助け合うこと、理解し合うこと、互いに思いやることの大切さを実感させる。 ・家庭や地域社会との共通理解を深め、保護者や地域の人々との連携を図ることにより道徳性を高める。 総合的な学習の時間の重点 ・「生活科」との系統を踏まえた上で、学年ごとにテーマを設定し、小中9年間を通して児童が生きる力を身に付けるよう連続性のある学習を行う。・地域との連携を図り、協力し合って、地域の環境を生かした自然環境学習を行う。 ・幼稚園との交流、連携を通して思いやりの心やコミュニケーション能力を育てる。 ・キャリア教育を関連をもたせ、人と関わる中で自分を見つめることができるようにする。 |
教科名 | 取 組 内 容 |
生活指導の重点 ・だれもが安心して安全に過ごせる学校を目指す。そのためには一人一人のよさを認め生かす指導を行うとともに、人の心身を傷つけるような言動に対しては早急かつ徹底した指導を行う。・基本的な生活習慣について、学年が上がるにつれて評価は下がる傾向にある。家庭での生活ともかかわる部分も多く、保護者との細かい連絡が必要となる。重点課題として、 「あいさつをする」 「きまりを守る」 「時間を守る」 の3点を指導していく。 ・「港陽小のきまり」に即し、全教育活動を通して全教職員が同一の方針と方向で継続的に指導し、基本的な生活習慣の確立と規範意識の高揚を図る。 進路指導の重点 中学校の進路指導との連携を図りながら、次の3点に重点をおいて指導する。@自分のよさに気付き、集団の中で生かそうとする姿勢を育てる。 A自分の役割を認識し、責任をもって果たそうとする姿勢を育てる。 B目的をもち、方法を選び、計画的に行動しようとする姿勢を育てる。 |
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| 国語 |
○読書の習慣を身に付けさせ、よい文章に親しませる。時間や事柄の順序を考えたり、要点をとらえ要約したりする学習を意図的に取り入れ、読む力を定着させる。またリーディングアドバイザーや保護者の協力を得て読み聞かせの機会を継続的にもつ。
○日常的に書く活動を取り入れ、発達段階に応じた文章表現力を育てる。併せて自分の考えを話したり、人の話を聞き取ったりする機会を増やし、話す・聞く力を付ける。 ○「基礎・基本タイム」では言語事項の基礎・基本の習熟に重点をおくとともに、漢字検定の実施を通して漢字学習に意欲をもたせ、文章の中で使える力を付ける。 |
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| 社会 |
☆資料から読み取ったことを基に課題を見つけ、考察し、まとめていく、という課題解決形学習の流れを作り、思考力・判断力を育てる。 ○グラフや表の見方、地図記号の意味、都道府県名と正確な位置等、資料を読み取るための基礎知識の確かな習得を図る。 ○社会科に対する興味・関心・意欲を喚起するために、体験や見学を取り入れる。 |
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| 算数 |
☆既習事項を生かして見通しを立て、自力解決する力を身に付けるために、常に学習の連続性を意識させる。さらに、学んだことを生活や次の学習に生かす姿勢を育てる。 ○自分の考えをまとめたり、友だちに説明したりする表現活動を意図的に取り入れる。また互いの考えを比較・検討し統合していくという学習の流れの中で思考力を身に付ける。 ○個人差に応じてきめ細かく支援するために、学習計画、評価計画及び具体的な支援場面や方法について、指導者間での話し合い、共通理解を図る。 ○ODAIBAプランの検証を行い、算数・数学の円滑な接続をはかる。 |
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| 理科 |
☆自然事象を観察したり、資料から読み取ったりしたことを基に自ら問題を見つけたり、見通しを立てて実験、観察をしたりする力を身に付ける。 ○「課題把握→問題設定→予想→方法選択→実験観察→結果確認→考察→結論」という問題解決の過程を身に付けさせ、特に、結果から考察し結論を導く力を養う。 ☆児童の感心・意欲を高めるため、サイエンス・アドバイザーの支援を得て発展的な授業を行う。 |
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| 生活 |
○友だちや地域の方々とのかかわりに重点をおいた活動を取り入れる。 ○地域の特色を生かし、毎年継続して実施できる教材開発を行う。 ○授業のねらいや具体的な評価の観点を明確にし、学習計画を立てる。 ○互いの気付きや思いを表現し合う活動を意図的に計画し、伝え合う力を伸ばす。 |
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| 音楽 |
○音楽活動に集中し、音楽の楽しさが味わえるよう、学習のルールを徹底する。 ○音楽活動についての基礎的・基本的な知識や技術が習得できるよう、カード等を使い、見やすく分かりやすい指導の手だてを工夫する。また個々の児童の技能に応じた指導を行う。 ○音楽朝会等、お互いのよさを認めあえる場を設定し、声・音・心を合わせて歌ったり演奏したりすることができるようにし、音の重なる楽しさを味わわせる。 |
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| 図画工作 |
○一人一人の興味・関心・表現力の違いを認め、学年に応じた個への指導を心がける。 ○最後まで丁寧に作品を仕上げる根気と意欲がもてるよう、個々の技能に合わせて段階的に指導・助言する。 ○創作意欲をさらに高めるために、対外的なコンクール等に積極的に応募する。 |
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| 家庭 |
○児童が自らの生活の中から課題を見つけられるよう学習計画を工夫する。 ○家庭の協力も得て、授業で学んだことを家庭で実践することにより、計画的かつ継続的に学んだことを生かすよう働きかける。 ○学習内容や実習のねらい、役割分担を明確にし、責任をもってやり通す姿勢を育てる。 |
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| 体育 |
○体育朝会、持久走、縄跳び等の取り組みを通して、目標に向かって運動をする態度を養うとともに、日常的に外遊び等体を動かす活動を奨励し、体力の向上を図る。 ○児童がそれぞれの能力・段階にあっためあてをもち、目標に向かって取り組める小中一貫教育の教材開発や授業展開の工夫、ワークシートなどの改善を行う。 ○養護教諭がティームティーチングで授業を行い、保健学習の充実を図る。 |
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| 国際 |
☆授業計画や連携について、外国人教員や中学校教員と担任との打ち合わせ時間を確保し、ティームティーチングの内容の充実を図り、児童の国際科学習への意欲を高める。 ○授業の内容に応じて、区作成のテキストと文部科学省の英語ノートを有効に活用する。 ☆高学年を中心に教科担任制を導入し、小・中学校の指導の円滑な接続を図る。 |
| 本校の授業改善に向けた視点 | ||||
| 教育課程編成上の工夫 | 指導内容・指導体制の工夫 | 評価活動の工夫 |
校内における研究や 研修の工夫 |
家庭や地域社会との 連携の工夫 |
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☆小中一貫教育カリキュラムが円滑に行われるよう、小中で時間割を調整する。 ○基礎・基本の習熟を図るため、モジュール授業「基礎・基本タイム」を週3回設定する。 ○小中一貫教育、幼稚園との交流を通して、豊かな学びを実現する。 |
○9年間を見通した学習計画の下、小中の教員が連携しあって指導する。 ○5年生より教科担任制を導入し指導の充実を図る。 ☆T期でも必要に応じてTT指導を取り入れる。 ○学力調査の結果を分析し、課題に対して効果的な指導方法を検討し実施する。 |
☆一人一人の習熟状況を把握し支援に生かす授業内評価の充実を図る。 ○日常的に小テスト等を取り入れ、個々のつまずき応じた指導を行う。 ○児童の自己評価やアンケート調査の結果を分析し、指導に生かす。 |
☆ODAIBAプランについての検証授業をもとに、プランの修正、加筆を行う。
☆小中合同研究推進委員会を立ち上げ、小中の系統性を踏まえた一貫教育の在り方について検討する。 |
○学校の教育活動について、家庭や地域へ情報を公開し、理解と支援を得る。 ○基本的な生活習慣を身に付けるよう随時家庭に協力を求める。 ○学校評価やアンケートの結果を学校運営に生かす。 |
☆→今年度からの取組み ○→定着・継続している取組み ▲→活性化が必要な取組み