校長 曽根 節子
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平成23年9月1日 夏休みが終わり、また、学校に元気な子供たちの歓声が戻ってまいりました。学校では経験できないさまざまな過ごし方を通して一段と成長し、たくましくなったような気がします。 学校では、節電期間もありましたが、チャレンジ教室では、教職員や地域の方の特技を生かしてさまざまな教室が開かれ、多くの児童が参加して楽しく学習しました。また、プール教室では、調整床を赤坂小学校からお借りして、一人一人の能力にあった指導が行われ、泳力の向上が図られました。29日には、赤坂小学校で連合水泳記録会が行われ、6年生が参加して、自己ベストを尽くしてがんばりました。さらに、5年生の箱根夏季学園での金時山登山、4年生以上希望参加の郡上田舎体験、地区委員会主催の港キャンプやラジオ体操等、地域の方々にもたくさんご協力いただきながら忘れられない思い出になったことでしょう。 ところで、日本代表女子サッカーチームのなでしこジャパン快挙、あの感動はいまだに私の心の支えになっています。何となく3月の震災以来、復興が進まず、経済や政治への影響で重い空気が流れていたときに勇気をもらった気がします。絶対に勝てないと思っていた相手チームにねばり強く最後まであきらめずに向かっていく選手たちの姿、優勝したときのさわやかな笑顔、これは奇跡でなく、これまでの練習の努力とあきらめない強い心チーム力(絆)の結晶です。2学期は、運動会、展覧会、音楽会等大きな行事がたくさんあります。学習も基礎基本の習得だけでなく、よく考えて主体的に学習する力をしっかり付けていく大切な時期です。あきらめない強い心と絆の大切さをさまざまな体験や学習を通して伝えていきたいと思います。 さて、本校は2月21日に「生きてはたらく活用力を育む教育課程の創造」を研究主題に、港区研究パイロット校として研究発表会を予定しています。夏季休業中も教職員は研究発表に向けて議論し、日頃の指導の見直しやこれからの児童にどんな力を付けていくか、そのためにどんなことをしていくのか考えました。学力向上調査結果を分析すると、知識理解や技能面の基礎基本は習得できていても思考・判断・表現力を図る活用力が身についていない児童が多くいることが分かります。これは、本校だけでなく全国的な傾向にあるようです。 そこで、活用力を育む指導の転換を図るべく2学期以降の指導改善について協議しました。特に、考えて書いたり話したりする力を付けるように授業で言語活動の充実に努めてまいります。ICT機器活用では先駆けの本校の教育は、理論と矛盾しているのではとお思いでしょうが、ICT機器を使うことが目的ではありません。より学習に興味関心意欲をもたせる、ICT機器を効率的に使って児童同士の学び合いの時間を多くする、相手により分かりやすくするために伝える手段、学習に集中するように等あくまでも児童の主体的な学びを引き出し考えたり伝えたりする目的で活用しています。 教職員は、あきらめずに常に学び続け、子供の活用力を伸ばす努力をします。そして、保護者・地域と連携しながらチーム(絆)で取り組む2学期にしたいと思います。
節電、節水だからこそ、智恵を生む 校長 曽根 節子 梅雨の後期、急に真夏のような暑さが続きます。汗だくの中、学期末に向けて、フル稼働です。それでも、グリーンロードの木陰やホタルの小川の水のせせらぎ、プールの水が涼を感じさせてくれます。節電中の学校は、少しでも涼しくなる方法を考えて、毎朝、窓を一斉に開けます。そして、30℃以上になると28℃設定でクーラーをかけます。服装も、できるだけ綿製品の吸水性のよい洗濯可能な服を選んで、クールビズ実行中です。これから猛暑が続くと健康も心配になりますが、使いたい放題だった頃より、日本の気候に合った節電、節水を考えることで、人が生活する上で必要なよりよい生活の智恵を生み出すようです。 ところで、6月9日の「ホタルの夕べ」では、2日間で予想を超えるのべ450名ほどの来場者がありました。 ホタルの魅力と地域の輪に感動の句も寄せられました。ホタルの飼育を通して地球環境や生命について考えることもできました。青山だからこそできることは、これからも保護者の皆様、地域の皆様にご支援いただきながら継続していきます。 6月18日には「青山小PTAフェスティバル」が開催されました。今年は、3月11日東日本大地震で被災された方々にも応援メッセージを送るため「がんばれ青小、がんばれ日本」をキャッチフレーズに、専門家を招いての講演「いざとなったときの生き残り塾」や1日60分運動体験(地域の指導者)、ゲームコーナー(放課GO青山)、楽しい縁日(青山児童館協力)の参観に、PTA手作りの火を使わないピタパンも用意され、楽しい中にも意義のあるものになりました。準備からかたづけまでPTAの皆様には大変お世話になりました。また、ご来場いただきましたご来賓はじめ関係の皆様に感謝申し上げます。 最近、「あいさつが元気にできるようになった」「1日60分運動がんばっている子が増えた」「落ち着いて真剣に学習している」「PTAが元気」とうれしい便りが届きます。子どものがんばりやPTA・地域力に元気をもらうこの頃です。 さて、もうすぐ夏休みです。今夏は、節電節水を考えて登校日は減りますが、指導内容を工夫して有意義なチャレンジ学習や水泳教室にしたいと考えています。長期休業だからできる繰り返し学習、課題解決学習、ポスターや感想文、自由研究などにじっくり取り組んでほしいと思います。青小100冊読書運動にもよい機会です。
子供を育てるパワー「言葉の力」 校長 曽根 節子 先日、3泊4日で6年生と箱根移動教室に行ってきました。担任の先生と児童が話し合った生活目標が「自立、自律」です。この趣旨に沿うように私と引率の教員が心がけたことは、「感じ(気付き)考え 共に学ぶ子」を目標にして寝食を共にしながらいかに短期間に育てるかです。 担任が児童に伝えたことは、復唱したり細かく指示しないで見守るようにしました。合言葉は、「人に迷惑をかけない。つらいことでもがまんする。自分の役割は責任をもつ。仲間を大切にする。」でした。目標に向かってがんばった児童には具体的な行動場面を捉えて褒め、自分勝手な行動や無責任な行動にはしつこくなく短い言葉で、厳しく叱りました。自分で考えさせて反省させることが叱るこつです。 箱根の石畳を歩いたあと、杉並木では、全員がわらじを履いて歩きました。20分間の道中にだまってがんばって歩く子、ずっと文句を言っている子などさまざまですが、私は励ましの言葉を言うだけで、文句を言っている子への同情はしないで後ろからだまってついていきました。靴に履き替えたときは皆ほっとしたことでしょう。そして、体験して初めて昔の人々の暮らしや思いが理解できたことでしょう。移動教室後の6年生の顔が引き締まり、一人一人がたくましく最上級生としてよく考えて行動できるようになりました。 最近子育てで危惧することがあります。それは、親が、子供が考える前に口や手を出し過ぎる事です。子供を守ることはもちろんですが、育てることが大きな仕事だと思います。子供の笑顔は親にとってとてもうれしいことです。しかし、叱られて泣いたりつらいことをがんばりながら育つこともあります。子供には本来もっている力があります。がんばってできたときに具体的によかったことを褒めてください。言葉の力がもっとパワーアップして心に響き、明るく賢い子に育ちます。
最近、月曜朝会で人として大事なことを言葉の力で伝えています。校長室前の廊下に掲示してあります。 平成23年4月6日 おはようございます。今日は、平成23年度の始業式です。皆さんは、今日から学年が一つ上になりました。進級おめでとうございます。皆さんの顔がきらきら輝いています。修了式でお話したように春休み中に心の準備がしっかりできているのでしょう。何事もスタートの気持ちが大切です。自分のがんばりたいことの目標をしっかりもって、毎日努力しましょう。教室や先生も変わるので、今、そわそわ、わくわくしていると思いますが、最後までお話を聞きましょう。 ところで、今日は、「三感王」のお話をします。普通「三冠王」(字を見せる)というとスポーツで使われる言葉です。ホームラン、打率、得点など一人で三つのタイトルを取った人のことを言います。今日の「三感王」(字を見せる)は、意味が違います。 二つ目は、「感動」(文字)です。本をたくさん読んでください。本をたくさん読むと心が豊かになり、自分が感動したり人を感動させたりする言葉を使えるようになります。心の豊かな子は、「やさしい心をもち仲良くする子」になります。 三つ目は、「感謝」(文字)です。人は一人では生きられません。「ありがとう」「おかげさまで」といつでもいえるようにしましょう。校長先生から皆さんに提案ですが、港区で挨拶が一番大きな声でしっかりできる学校にしましょう。「おはようございます」「こんにちは」「さようなら」「ごめんなさい」いろいろな場面でいろいろな挨拶がありますが、人となかよく気持ちよく過ごす魔法の言葉です。名前を呼ばれたら大きな声で「はい」と元気よく答えましょう。 「早寝、早起き、朝ごはん、元気に遊び、1日60分運動にも参加」して、「健康でたくましい子」になってください。明日から休まず、元気に学校に来てください。 校長先生は、一人ひとりを応援しています。4年生以上は、これから入学式に参列します。早速、「感動」を会場の人に与えられるようにしっかりとした態度で臨んでください。
一年生のみなさん、ご入学おめでとうございます。今日からみなさんは、青山小学校の一年生です。みなさんが入学してくるのをお兄さんお姉さん、先生方や主事さん、ご来賓や地域の皆様、もちろん、校長先生も心待ちにしていました。今、みなさんのうれしそうな顔を見てとっても喜んでいます。 ところで、最近テレビで「おはようなぎ」「こんにちわに」「ごめんなさい」「いただきまうす」「ポポポポン挨拶は、魔法の言葉で仲間になれる」と繰り返しいっていますね。見たことがあるでしょう。そうです。あいさつをすると不思議と自分も元気になって、友達もたくさんできます。学校の先生方や主事さん方おうちの方や地域の方にも元気よく挨拶してください。すぐに名前を覚えていただけます。 校長先生からみなさんにお願いしたいことがあります。これです。(あいうえおの紙見せる)読めますか?そうです。よく読めました。「あ」は、あいさつの「あ」です。元気に挨拶をしてください。そして、名前を呼ばれたら「はい」と大きな声で返事をして明るい子になってください。 「い」は、いっしょうけんめいの「い」です。幼稚園や保育園と違って学校は勉強するところです。っしょうけんめい勉強してください。たくさん本を読んで「よく考え進んで学ぶ子」なってください。 「う」は、運動の「う」です。青山小学校は、体育や一日六十分運動でスポーツが盛んな学校です。休み時間は外で元気に遊んで給食も好き嫌いしないで残さず食べて「健康でたくましい子」になってください。 「え」は、笑顔の「え」です。青山小学校は、一年生から六年生までとてもなかよしです。友達をたくさんつくってなかよく遊んで「やさしい心をもちなかよくする子」になってください。毎日、「いってきます」と笑顔でおうちの方に挨拶して元気に学校にきてください。 「お」は、「おかげさまで」の「お」です。何かしていただいたら「ありがとうございます」と感謝できるようにしましょう。みなさんがここまで大きくなったのもおうちの方や幼稚園保育園の先生方、地域のかたなどたくさんの方が見守ってくださったおかげです。「ありがとう」「ごめんなさい」が素直に言える子になりましょう。「青山っ子のあいうえお」を守って、明日から元気に学校に来てください。 保護者の皆様、お子様のご入学おめでとうございます。心からお祝い申しあげます。青山小学校を選択していただき感謝しております。ご期待に応えるようにお子様方それぞれがもっている可能性やよさを引き出すように教職員一同努力する所存です。保護者のみなさまと共にお子様の健やかな成長を見守り育ててまいりましょう。 最後になりましたが、ご来賓の皆様、地域の皆様にはご多用の中、本校の入学式にご臨席賜りありがとうございます。本年度は、新入生二十二名が加わり、全校児童百三十八名になります。これからもご支援ご協力賜りますようによろしくお願いいたします。 結びに、開校百三十六年目の青山小学校の伝統を守り、地域と共に青山小学校がますます発展していくように努力することをお誓い申し上げて私の式辞とさせていただきます。 |